オフレポに続き後期シングル大会の振り返り
構築はエギナ大会に持ち込んだライコウゲンガーの完成形、真・ライコウゲンガーを使用した 厳密には真はエギ杯の時既に完成していたが、そのデータをゴニョゴニョし忘れたので、有り物からラグを見繕った急ごしらえだったがそれも入賞した
まずは構築から
2025春シーズンに台頭したハピサマヨ系の受けや雷サンダーを強烈にメタった毒ライコウがメインテーマとなっている ライコウに対する相手の動きや弱点を埋めていったところ、ライコウゲンガールンパッパという並びに行き着いた これが今後メジャーになると言う様な強さでは一切無いのだが、メタゲームに対する自分の感性が表現出来て満足した 以下個別解説
追記:ごちゃごちゃ書いてある中で、プテラを何故かD106で計算していますが、実際はD96のはずなので約93%で一撃です ライコウが硬すぎてプテラに強い
毒ライコウはエギ杯と変更なし 本当は5VにしてCを1上げたかったのだが、当日の用意が間に合わずそのまま使った 強弱関係としては流行りのキャラに強く、特にプテラ側が威張るでなく地震を選ぶと突然勝てるのがびっくりポイントとなっている
サマヨールやハピナスもここまで硬いライコウの身代わりは割れず、瞑想を持たせることで起点にすることができる
その代わり、カビグロスという全員使うキャラに明確に弱いのが大丈夫なのかよと思われる所以であり、このことから普通のライコウはリフや眠るを採用しているんだなぁと再確認させられた
サンダーにはとことん強いが、仮に初手でライコウサンダーのような対面となっても確実にカビゴンに引かれるだけなので、そのような前提で次項へ続く
前回はラグラージだった枠で、GBA3世代という鉱脈の未知なる可能性 ライコウが根本的にカビグロスに弱いため、全てのポケモンを確認してメタグロスに強い定数ダメージ持ちとして候補に残ったのがこれだった(次点:エアームド フォレトス )
ルンパッパはコメットパンチと地震を半減でき、宿り木回復によってかなり硬くA176岩雪崩やA131恩返し、C182サイコキネシスなどぬるめの技はがっちり受け切れる
しかし鈍いや瞑想で居座られると宿り木くらいでは流せないので、ゲンガーの火傷やライコウの瞑想を宿り木回復のバックアップで合わせて行くしかない
技はライコウが苦手な地面への波乗りと広範囲への削りとなる地球投げ、最後に光合成を採用することで被弾可能回数を増やし、がむしゃらなどにも崩されにくくなっている H155D96プテラに波乗りが8〜9割入り、かつ岩雪崩を耐えまくるので大体倒せると思う ラムで威張るにも手厚く甘えを許さない
雷サンダーを受け切ることはできないが、ライコウがサンダーに強いので良しとした
選出は贔屓せず考えたが結構出せて、勝った試合ではルンパが固すぎてみんな首を傾げていた
アグレッシブなカビゴンのノーマル技+地震をカットしつつ、メタ寄りカビゴンの地割れにも対応できるのでサマヨールでなくゲンガーとなっている ラグラージ→ルンパにしたことで起こるようになった事象として、ルンパでグロスのコメットを受けた後、突っ張られて爆発してくるようになったため、その心理を理解したうえで良いタイミングでゲンガーをぶつけたい
また、ライコウ+ルンパはヘラクロスの通りがとんでもないためこれをゲンガーでカットしたい(ノイ棒を倒せるかはまた別の問題である)追記:後出しから倒せると上図に書いてある
技はエギ杯の反省をもとに道連れを採用した。相手のカビゴンへ鬼火が外れてシャドボや大文字で追い詰められたり、身代わりバシャーモの炎技に対しても安心である
基本の選出はこの3匹を考えている サンダーが特殊エースの構築やハガネールやスイクン、ラティアスなどが入っている低火力気味の構築には積極的に出しに行けるが、サンダーにラティオスが添えてあるタイプだとサイコキネシスが一貫してしまうためこの選出は出来ず、残りの3匹はそれを意識しつつ汎用性を持たせられるように考えた
上記組み合わせのラティオスをカットするため、プテラや身代わり勢へ対抗するためにメタグロスはHD先制の爪を続投した 先の宗教戦争をキャッチーに喧伝することで10万派を炙り出したうえでHDグロスをぶつけることを目論んだが、ライコウの存在もあり派手には決まらなかった ラティオスは沢山出されたので役には立っているのだが、そこまで考えるとDは下げてもう少しAに振ったり鉢巻でも良かったかもしれない
詳しくはstoicのポケモンGBAメモ帳(二)にいっぱい書いてあるんで読んでください
ライコウが食べ残し、メタグロスが爪を持つことが決まっていたので、カビゴンはカゴと眠るを使うことにした 火傷や毒で戦うので伸し掛かりによる麻痺の重要度が低くなり、メイン技は恩返しとした 最後の技は当初は大文字、他にもシャドーボールや地震を考えたが結局流行のサマヨールに勝てる感じではなかったのでヘラクロスやメタグロスを倒すカウンターとした B111と112で鉢巻ヘラの乱数が2つ変わるので配分は赤字の方が良さそうだ
サマヨール構築には基本的には出さず、カビグロスサンダーに近い選出をされそうな場合にカビゴン+メタグロス+何かと出すイメージだった
ライコウの項で散々免疫カビの有用性を唱えた挙句、自分は厚い脂肪にしたままなの忘れて野良試合で毒盛られて横転した でも寝たら勝てた いや草。
ゲンガーと似た役割だが、カビグロスと出す場合のヘラクロスやバシャーモに対して、殴り倒すことによって対策とした
アタッカーとしてもめざ炎でグロスを、カビゴンは味方の爆発やカウンターで処理しやすくしたつもりなので撃ち合えそうだ
爪メタグロスと併せてプテラにより厚くなるラムが良いと思ったが、出典元がオボンで、構築もオボンが浮いていたのでそのままにした ラム+自己再生+リフとかでもいい感じかもしれない(オボンだとプテラの素雪崩でオボンが発動せず、A+1雪崩でそのまま倒されてしまうとかある)
詳しくはエギナノートを読んでください
この枠はゲンガーに全部任せていいと思っておりかなり悩んだのだが、関西はボーマンダがいるんじゃないかと思ってラティオスのまま型だけ変更した サマヨールとか鉢巻ヘラクロスにしたかったのだが、検討の時間もあまり取れず慣れた方にした 3決はこのラティオスが輝くドンピシャの相手で、選出こそピンポイントだったが後悔は無い。
対戦の振り返りについて
予選 ボルグブロック 5→2人抜け
ノートを持ってこなかったせいでうろ覚え なんか違ったらこっそり教えてください
R1 vs ウホホウホさん (選出/控え) まけ
カビゴン ラティオス /プテラ ヘラクロス メタグロス ラグラージ
→欠伸カビゴンに強いカゴカビとプテララティ用のメタグロス、鬼火を撒くゲンガーを選出
欠伸を無視してカビゴンで鈍いを積み始めたが、2回目の欠伸で殴った後にゲンガーに交代、ゲンガーが鬼火を2回外した間にカビゴンの大文字が2連で当たり、火傷まで引く メタグロスもコメットパンチが当たらずに悠々と捌かれて負け
リーグ内で1番強いウホホウホとは最後にやろうかな〜とか思っていたら行きなり仕掛けられたので逃げるわけにも行かずガチンコ 寒い試合で反省点もあんまり無かったような気がする 負けは負け
R2 元帥さん かち
ゲンガー サンダー ハガネール/カビゴン スイクン ソーナンス
→これはライコウルンパゲンガーで行ける相手と見たので選出
ゲンガーライコウ対面で、瞑想から入るとハガネールが出てくる こちらもゲンガーに交代して鬼火を押すが外れる もう一度鬼火には相手もゲンガーが出てきて火傷、ライコウ→ハガネール→ルンパッパ→サンダーとサイクルしていく
ハガネールが邪魔なのでどうにかしたいがライコウは無策、途中で身代わりに吠えるって効くかなぁと困ってたので、効きますよと教えてネールの前で身代わり瞑想してめざパをチラつかせ吠えてもらう
ゲンガーの鬼火がマジでネールに当たらなくてライコウが腐ってしまったが、サンダー対面で引かない読み10万が通って崩せて勝ち
R3 シエルさん かち
ラティオス ヌケニン メタグロス/ライコウ ギャラドス カビゴン
→カビグロスどっちかをカウンターカビで壊して、特殊には眠ってから殴る、ヌケニンはグロスルンパ打点を持つので選出
カビゴンラティオス対面で鈍いを積むとヌケニンが出てくる ルンパに引くと剣の舞、宿り木が外れてしまい燕返しで7割くらい削れる グロスで受けて岩雪崩で破壊、相手のグロスは鉄壁サイコキネシスという不思議な型だったがカビゴンで鈍いしながらコメットをカウンターして破壊し勝利
R4 vs 教育レッドさん かち
ソーナンス ハガネール ニョロボン/ハピナス スイクン サンダー
→ハピナス+ニョロボンが非常に面倒でハガネールも出てきそう メタグロス ルンパッパとライコウで勝負する事にした
初手メタグロスハガネール対面、ルンパに引くと地震をされてソーナンスに交代される 宿り木を入れてそのまま連打しておけばニョロボンの起点にならんだろと思ったのでアンコールを受けてハガネールに交代、爆発されると困るのでこちらもメタグロスに交代しさらにルンパッパに交代 宿り木アンコネールと進んでこっちのグロス出しにソーナンスを合わせられたがこの時点でナンスのHPは残半分となっていておりコメットをアンコールされるも、2回目のコメットが外れたおかげでソーナンス破壊直後にアンコールが解ける
ニョロボン出てきてダイレクト腹太鼓を通しに来たがそういうの関係なく地震が急所に当たって俺の勝ち
ニョロボンはグロス殴り読みの腹太鼓かライコウ交代読みの身代わりで択になっていたようだが、そもそもH振り満タングロスはコンボを起動されてもかなりの確率で倒れないのでこちらは地震連打で良さそうだ 急所よりもアンコールが都合のいい場面で解除されたのが運だけだった ライコウを隠してネールをサイクルで削れたのも良かった 3-1の2位で予選抜け☀️
SE1 vs MOCO#さん(井ってなにって思ったら#で草)
ラティオス メタグロス カビゴン/バシャーモ スイクン サンダー
→ラティオスが出てきそうでサンダーとスイクンは出せなそう カビグロスルンパを選出(これバシャーモどうするつもりだったんだろう…?)
あまり覚えてないけど、カウンターでカビゴンを倒してメタグロスをルンパで嵌めて勝ったと思う
SE2 vs きゅうり
ラティオス カビゴン サンダー/メタグロス ゲンガー ソーナンス
→ラティオスとカビゴンが出てくるだろうと予想出来てSE1同様にメタグロスかソーナンスも出てきそう カビゴン メタグロス ルンパッパを選出
初手カビゴンラティオス対面でサイコキネシスを撃って来たので鈍いが2度積めて有利となる カビゴンが受けに来たので自爆を警戒してグロスに交代すると鈍い積まれ、慌ててカビゴンに戻すと理外の捨て身タックルをぶち込まれ勝手にサイクル崩壊 ラティオスも瞑想を持っておりルンパじゃどうにもならず負け
正直対戦前からきゅうりもやる気が無さそうでこちらの序盤の立ち上がりが良かったので勝てると思った だからこそ手厚く負け筋をケアしたのだが、そこを突かれて負けてしまった しかし、後期は嫌だ嫌いだと言っていたきゅうりの見せた牙が強く刺さる様はなんだか嬉しかった(俺じゃなくて別の奴に炸裂して欲しいものだ) 今回は俺の完敗だ やるな😼👍
三位決定戦 vs minun
試合内容だけ見ると急所が飛び交い、カビゴンの守るが炸裂してはいおしまい のように思えるが俺は守られても行けると踏んでいた
まずメタグロスはサンダーを急所で処刑しているのでカビゴンに守られても1:1の交換に過ぎない カビゴンはこちらのカビゴンの鈍いとカウンター、眠るでも圧倒できるので問題は無いと感じた
なので、真に不味かったのは2発目の伸し掛りの麻痺即痺れにある こちらは眠るを押していたので動けていれば全回復からカウンターを構えられた
そしてバシャーモはラティオスがBに微振りしたオボンであることが大成功しており、200起死回生を確実に耐える残HPであった(最高乱数で〜105,ラティは残107)
よってカビゴンでカビゴンを倒せばバシャーモとラティオスのタイマンに持ち込めたはず このルートなら勝てていただろう
しかし勝負は非情、結果的にはminunが最大値をもぎ取っていった これは運ゲーのように見えるが、minunとは何回か戦って強い指し手であることは理解しており、ここまで来ていることから勢いがあったのも間違いない 強いプレイヤーが考え抜いた選択の末の勝利には敬意を表し称えるべきだ やるな😼👍(峨王力哉みたいでワシかっこいい……)
というわけで'00年生まれの若獅子達に表彰台を独占されてしまい、最終結果は4位にて終わってしまった エギナ大会でも4位だが、今回はSEを1つ勝って4-3のスコアとすることが出来た
ラティオス使いと多く当たったので本命のライコウゲンガールンパの選出があまりできなかったのが残念だが、大会後のフリーでは松前にライコウゲンガールンパで勝利している(ゆーるにもカビゲンで勝ち)
勝ち負けや順位も大切だが、試合内容と上達を意識して引き続きやっていきたいものだ