弱者男性の唄

辞世の句を毎日お届けするなど

1705戦目「GBA後期シングルのとある水ポケモンについて」

先日すのあのラジオにて、かの現環境最強格プレイヤーのstoicさんが発した「ヤドランやルンパッパなどの(文脈的にはラグラージ以外の)水枠はやがてスイクンに収束するだろう」という展望について非常に気になったのでメモしてみる stoicさんは実際にゲームで遊ばずとも大会前後や重要と思われるタイミングで有用な情報やアイデアを積極的に発信してくれており、自分も考えたことを書き留めようと思った 正直そこまで純度の高い発露ではないのだが試行錯誤することでやがてイイカンジになればなーと思う

 

・自分の立場から見て思ったこと

上記展望が出るにあたって、自分はルンパッパを採用した側のプレイヤーなのだが、ルンパヤドランはツエーんだぞおい、という感情から書いている訳ではない むしろ、スイクンに置き換えた時にどうなるんだろう どうしてスイクンを選ばずルンパッパ(ヤドラン)が採用されたんだろうという部分が全く説明出来なかったからからである 自分が使った構築の水枠をスイクンにすると機能しないことは感覚としては明白なのに、それが正しいのか分からないという状態に陥っている 現状況でスイクンが自分の構築に入らないと評価していたがそれもハッキリとまとめていなかった

 

スイクンというポケモンの特別な出自

ラジオ配信でも述べられていたが、理想個体スイクンGBA後期シングルに投入されたのは2020年以降、Covid期と重なっており比較的最近の出来事と言える

それまでは机上論的強さや、厳選での不完全な数値性能にて語られていたものが誰でもフルパワースイクンを用いる事が出来るようになった つまり、2020年以前からこのゲームを遊んでる変な人はスイクンというポケモンを大変特別なゲームチェンジャーとして捉えている気がする

逆にスイクンが普及した後から始めた(これまた変な)プレイヤーにとっては数ある駒の一つ(入手自体は大変だが)で、ぱっと見の数値は高いが火力が低く耐性も少ないなどスイクンを構築に組み込むのが少し難しい事がすれ違いの原因の一つとして挙げられそうだ

同じような事情で後から追加されたファイヤーも初めは何とか使おうと投入された形跡があったが2025年の大会リザルトでは稀寄りの採用率である

 

自分は今まで上記についてあまり考慮していなかった これだけあーだこーだ言いながら、GBA後期環境を遊び始めてからまだ1年も経っていないことが理解を難しくしている スイクンライコウが増えた後、それらやカビグロスに一貫するヘラクロスが増えてヘラクロスを倒すスプーンラティオスが大会に出現してボーマンダが減ってきた…という段階(2024年9月)が自分のキャリアスタートなのでGBAは元来そういうものだと捉えていた

この間すのーさんと長々喋る機会があり、そもそもカビゴンのDが154~178になることは昔は少なかった プンキネが流行ってD無振りに近いカビゴンが淘汰されて今のHBD配分がメジャーになっている と聞いた時に目から鱗が落ちた(初心者並の余談)

 

スイクンを使う並び

自分は結構な権威主義でstoicさんがスイクンが良いと言うのならスイクンを使ってみようと思い立ったのだがどう使えばいいのかさっぱりわからなかった

スイクンというポケモンの情報を開くと、見れば見るほど優秀なキャラであることが分かる 効率の良い種族値 更に自身の能力を上げる技(瞑想・リフレクター)を持ち、補助技の組み合わせで多くの型を用いることができる(毒々・身代わり・守る・吠える・眠る)

型が複数あるということは構築を組む際にスイクンの構成をフィットさせてねじ込むことが可能となるはずだ 少し調べた採用例を挙げていく

 

カビグロスサンダー+水+ゲンガー(カビスイ)

カビグロスサンダーゲンガーにスイクンという形は由緒正しいカビゴンスイクンの組み合わせに忠実でスイクンで物理、カビゴンで特殊を見ながらサイクルで削っていく形の様だ

ただ、最近のカビゴンは物理受けを用意せずともカウンターで対メタグロスを始めとする諸物理を(条件はあるが)征する力を持っているので、スイクンと組ませる必然性が減っているのではないか と気づいた しかもカウンター後は往々にして電気が受からなくなる このポイントにスイクン以外の水が現れた要因がありそうだ

例えばプテラの採用率と成績に注目が集まっている直近1年ではカビグロスサンダーとくっつきがよく電気や岩を牽制しながら単体で決定力を発揮できるラグラージが採用されることが増えている ヤドランは特性でプテラに必勝級の相性であり、ルンパッパも対プテラではそこそこで電気草等倍地面半減という独自のタイプと宿木の種を持っていたり(=増えたラグラージにも強く味方プテラとの相性も良い)という要素で各キャラがエッジを出している

 

物理飛行+対電気+スイクン+ソーナンス

ヘラに強いプテラボーマンダなどの物理飛行とスイクンをくっつけて、飛行たちの苦手なメタグロスソーナンスで捕まえたりスイクンで受けたりする形 この場合、電気の一貫を切るためにハガネールライコウが入ると思われる カビスイになる場合も多い 少し遡って調査するとボーマンダライコウと組み合わせた構築が優秀な成績を収めていた 今もカビグロスサンダーに比べると絶対数は少ないが、確かにスイクンを採用している構築はこの形で見かけることが多い(ハガネール好きがこの形を好んでいる気がする)

 

レジアイス+スイクン

自分があまりにもスイクンに無知なので、すぐに連絡がついて叡智を授けてくれるエギナチャンネルへ教えを乞うと上記の組み合わせが強いと返事があった 形としては特殊受け+物理受けの組み合わせでカビスイとアプローチは似ている レジアイスはとにかくメタグロスがしんどいため、対コメットパンチという点ではカビスイよりも強い動機付けとなっている 調べたらこの組み合わせで優勝していた やるなぁ~

 

単騎運用スイクン

大会と大会の間など瞬間的なメタゲームの盛り上がりに対して刺しにいく採用もありそうだ ハピナスを倒すための毒守るだったり、HCやCSで殴りにいくアタッカースイクンなど自分がスイクンを使うならここに該当するかなと考えている

ルンパヤドラン他水枠やそれに準ずるキャラもこの枠で使われており期待する役割が見当違いだったり、スイクンの下位互換的コンセプトになる場合はスイクンに収束するという考え方になるんじゃないかと勝手に思っている なのでルンパッパやヤドランに冷凍ビームを持たせると存在意義が怪しくなるため宿り木や火炎放射、ミロカロスは自己再生催眠術で主張しに行った方が良い

 

・結論

カビスイという並びをカウンターカビにまとめることが出来るのではないか

→カウンターが決まった後にスイクンとのサイクルが組めない(削れていて電気が受からなくなる)ためラグラージなどが使われたり、環境への挑戦で他のキャラも出てきている

スイクン以外の水枠はスイクンの下位互換的にならないように注意する必要がある

スイクンに収束するキャラや型は凡 類似タレントは強い動機付けが必要

スイクン自体に火力や耐性が少ないため、漫然と受けていても使いにくい(ごめんここら辺上手くまとまってないですよろしく)

→HCやCSに振って環境にアジャストしたほうが使いやすそう(これはこれから試していきたい)

 

・エメラルド作文の湿度

とりあえずこのくらいにしておく 湿度の高い文章になっただろうか

湿度という単語についてだが、飽和水蒸気量になぞらえて人間が快適に読むことができる文章量の上限に近くなるほど「文章の湿度が高い」と勝手に表現している なんかねっとりした文章なのだが、密度は低い(もっと簡潔に要項と結論を出せる)ので矛盾した面白い感覚である 知りたい情報を得るために読まないといけない文字の数とでも言えば直感的だろうか

個人的には情報収集だけでなく読み物として優れている記事を書けるstoicさんのねっとりさがめちゃくちゃ好きである 読者諸兄にもぜひポケットモンスターエメラルド作文を湿度して欲しい